連想とストーリーで紡ぐマインドマップ
人の記憶とストーリー
何かを思い出す時、私たちは右脳がつかさどる映像や、なんらかのきっかけを元に、
そこからストーリーを思い出し、必要な情報を取り出す作業を行っています。
私たちの記憶は、映像と、映像と映像を繋ぐストーリーで構成されているためです。
幼いころ聞いた童話やむかし話も、大人になって改めて聞かされることが無くとも、
思い出し、話すことができるのはそのためです。
逆に丸暗記で覚えた情報は、情報と情報を繋ぐストーリーが存在しないため、
記憶に定着させるためには、反復継続した復習がかかせません。
なぜなら、脳の仕組みに逆らった記憶法であるためです。
丸暗記で覚えた情報も、覚えている内に、
違う情報とストーリーをもった関連性ができて、初めて定着するものです。
伝えるためのストーリー
脳の仕組みがストーリーで記憶するようになっているのですから、
誰かに覚えてもらいたいことがある時も、ストーリーで伝えるのが効果的です。
提供元:(株)EXTREMEVISON
仕事でのプレゼンテーションや、自社商品、サービス、
覚えてもらうためにはストーリーが欠かせません。
ストーリーの無いものは、脳に定着しないのですから、当然ですよね。
ストーリーとマインドマップ
マインドマップは、連想とイメージを元に情報を枝分かれさせて記述していきます。
なぜその情報は枝分かれし、元の情報と繋がっているのでしょうか。
それは情報と情報の間にストーリーがあるためです。
ストーリー(イメージ)があるから、脳に定着させることができます。
なぜなら、もともと脳の中にあった情報を連想で引き出しているだけだからです。
脳の中の記憶をそのまま紙に書き写したものがマインドマップなのです。
相手に何か伝えたいものがあるのであれば、
マインドマップを通してストーリーを伝えると、すんなり相手に伝えることができます。
相手はストーリーを通してそのイメージが頭の中に定着するためです。
それが脳の仕組みだからです。
まとめ
マインドマップで出てきた情報と情報の間には、ストーリーが存在します。
そのストーリーが脳内に記憶されている情報そのもので、
何かを伝えるときも、ストーリーを伝えましょう。